抗がん剤はホルモンや自律神経、末梢神経に影響を及ぼすため、腸の蠕動運動を低下させます。

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便秘

 

抗がん剤による副作用で便秘になることがあります。
その場合どういった対処法をするべきなのでしょうか?

 

便秘の副作用をもたらす抗がん剤

 

抗がん剤ではありませんが、がんの治療によく使用されるオピオイド鎮痛薬といういわゆるモルヒネなどによって便秘になることがあります。

 

オピオイド鎮痛薬には小腸の腸液の分泌を減らしその運動を抑制してしまう効果や、下痢止めの作用があるためです。

 

また、抗がん剤の影響の一つである吐き気を抑えるために処方される制吐剤(吐き気止め)が原因で便秘になることもあります。

 

他にも精神的ストレスや体のだるさから動かないことや食欲不振などによって便秘になることがあります。

 

抗がん剤自体にもホルモンや自律神経や末梢神経に影響を及ぼし、腸や胃などの動きを抑制したりホルモンにも影響を与えてしまいます。

 

そのため便秘が起こりやすくなってしまうのです。

 

特に便秘を起こしやすいと言われている抗がん剤は、ピンカアルカロイド系の薬剤、シスプラチン、パクリタキセルなどがあげられます。

 

便秘が起こるのは個人差があり、抗がん剤を投与してから数日~数週間後とかなり開きが出てきます。

 

また、便秘により、腹部の不快感や腹痛、腹部膨満感、吐き気、嘔吐、腸閉塞、口臭、不眠などが起こることもあります。

 

 

便秘の対策法

 

まずは医師に相談しましょう。
緩下剤や大腸刺激性下剤の処方により便秘を緩和することができます。

 

また、生活改善や食事改善により便秘を緩和することが可能です。

 

まず3食適量を食べるようにし、食物繊維の多い食事を摂るようにしたり、乳酸菌食品をとるようにしたり、水分を多く取るようにしましょう。

 

また、起床時に冷たい水や牛乳をコップ1杯飲みようにすると効果的です。

 

お腹に「の」の字を書くようなマッサージや軽い運動やお腹を暖めるのも良いでしょう。

 

また、トイレに行く習慣を必ずつけるようにしましょう。
規則的な排便の習慣をつけると体が便意を促す助けになります。